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ミニ用語集

隔壁

アンモナイトの殻の内部を仕切る壁。隔壁によって区切られた空間を気室、気室の集合を気房部と呼ぶ。気室内部は生存時では浮力調整のためガスと体液が入っている。隔壁と殻が接する線を縫合線と呼び、木の枝のような複雑な形をしている。

くびれ

アンモナイトの殻の括れた部分で、コンストリクションとも呼ぶ。一時的に殻の成長が止まることにより形成されたと考えられている。異常巻アンモナイトではディプロモセラス科のものに見られる。

住房部

アンモナイトの軟体部が入る部分。気房部に比べ構造的に弱いため、化石になる過程で変形したり失われてしまっていることが多い。
ノストセラスの仲間では住房部が反り返るものがあり、レトロバーサルフックと呼ばれる。

へそ

殻の巻いている中心部分。巻がきついと狭く、ゆるいと広くなる。

マクロコンクとミクロコンク

アンモナイトの中には、同一種類で大小二つの型が見つかる場合がある。大きい方をマクロコンク、小さい方をミクロコンクと呼び、それぞれ雌、雄と考えられている。異常巻アンモナイトではスカフィテス科によく見られる。

ラペット

殻口付近に見られる突起物。異常巻アンモナイトではエゾイテスによく見られる。

殻の表面に見られる筋で、リブとも言う。周期的に現れる太い肋は主肋、細かいものは細肋という。途中で枝分かれしたり、消えたりするものもある。また肋の上にこぶや棘が生じるものもある。

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